二わのことり ~1年生 道徳~

2023年1月20日 15時23分

 1月20日(金)の3時間目、1年生の教室で道徳の授業をしています。教材名は「二わのことり」です。ちょうど、子供たちが「みそさざい」はどちらに行くのかを考えて、自分の名札シートを黒板に貼っているところでした。「二わのことり」のお話には・・・、やまがらの家とうぐいすの家の両方に誘わた「みそさざい」がどちらに行くのか迷う場面があります。やまがらの家では誕生日のお祝いがあります。うぐいすの家では音楽会の練習があります。やまがらの家は山奥のさびしいところにあります。うぐいすの家は近くの明るいところにあります。さて、皆さんだったらどうしますか?

 1年生の子供たちはそれぞれの立場で考えた意見を発表していました。「音楽会の練習に行く。なぜなら、楽しそうだから。」「やまがらのお誕生会に行く。だって、音楽会の練習は何度もあるけど、誕生会は一回きりだから。」等々・・・。「なるほど。」です。それにしても、1年生の子供たちは、なんと生き生きと自分の考えをはっきり発表していることか。(#^.^#)素晴らしいいです。

 資料の後半では、誘われた鳥たちみんなが、うぐいすの家に行っていたことが分かります。「みそさざい」もどちらに行くか迷いましたが、結局うぐいすの家に行きました。しかし、うぐいすの家にいても全然楽しくありません。「みそさざい」は途中でうぐいすの家を抜け出し、やまがらの家へ行きました。うまがらの家には他に誰も来ていなかったけど、「みそさざい」が来て、本当に喜んでくれました。・・・というお話なのですが、

 1年生の子供たちは、やまがらの家を訪ねる場面で、「やまがら」と「みそさざい」の役になって役割演技をしてくれました。その活動を通して、「やまがら」の気持ちと「みそさざい」の気持ちを考えながら、「思いやりや友情」について、自分なりの考えを深めていったようです。研究授業ではなく普段の授業ですが、見ていて子供たちの発言や様子に感動しながら、いつしか授業に引き込まれていました。

 1年生の心の成長の一端がわかる授業の一コマでした。