野菜のパワー ~1年生「食育」~

2022年2月16日 20時30分

 2月16日(水)の3時間目、1年生で「やさいのパワー」という主題で食育の授業がありました。

 絵本「すききらいなんてだいきらい」の読み聞かせの中で、1年生の実態や食べ物の働きを説明しながら「野菜を食べることの大切さ」について気付かせる内容でした。この絵本は、「子どもたちのすききらいランキングの苦手な食べ物第1位になり、ショックをうけたピーマンくんでしたが、子どもたちがピーマンのよいところを知り、苦手なものを食べられるようになったことで食の世界が広がったことを伝える絵本」です。学校給食センターの平野先生が貸してくださいました。

 まず、野菜を「よく食べる人は18人」「あまり食べない人は16人」という1年生の実態を知り、「好き嫌いのトッブ3」を考えました。嫌いな食べ物は順に「ピーマン・ゴーヤ・なす」で、どれも給食の献立で上手に使ってある食材です。

 授業の中では、おなかの中を表したエプロンシアターを使って、体の中での食べ物の動きを知りました。そして食べ物には働きによって「赤・黄・緑」に分けられることを知り排便にも影響が出るということに気付かせました。そして緑の働きをする野菜には「①お腹の中をきれいにする②病気から守る③血液をさらさらにする」という大きな3つの働きがあるというお話がありました。エプロンシアターでは、「いろんな物をパクパク食べるまあくんのお腹の中では、こんなに長い小腸があり、この長い小腸の中をきれいにするためには野菜をしっかり食べることが大事なんだよ。」という説明に納得した様子でした。

 授業の最後には、「おうちでは、ピーマンに味をしっかり付けた料理を作ってもらって食べやすくなった。」「小さく刻んでハンバーグやカレーなどの好きな料理に入れてもらって食べやすかった。」「嫌いなんじゃなくて、食べないだけなんだから、食べてみたら美味しいよ、ってお母さんが教えてくれました。」など、おうちの方の工夫の様子がわかる発表がありました。

 今は野菜をちょっとしか食べることができない子どもたちも、今日の勉強で今までよりは食べてみようという気持ちにつながったことと思います。明日からの給食が楽しみです。